JAZZ LABO BLOG

冬期休校


10月にJAZZ LABOを開講し、あっというまの2ヶ月でした。
立ち上げに携わっていただいた先生方、生徒、スタッフ、関係者の皆様方、本当にお疲れさまでした。m(_ _)m

昨年度はあまり更新できませんでしたが、新年度はJAZZ LABOブログも、ジャズに特化したコアなネタをバリバリアップしていきたいと思います!

また、当校は12/28(月)〜1/7(木)まで冬休みとなります。
生徒の皆さん冬休み中、実家での暴飲暴食暴遊にご注意ください(笑)★!!
それでは皆様よいお年を〜。m(u u)m

2009年12月28日 11:56

スイング


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寒気がやってきました。西高東低の気圧配置、冬型であります。天気予報など見るにつけ、太平洋側の晴れの予想など、日本海側に暮らす方々にとっては恨めしくさえ感じる季節でありましょう。去年は雪、あまり降らなかった。今年はどうやら雪の日が多くなりそうです。どうぞご自愛くだい。

○スイングのリズムとはどんなものなのでしょうか?

矢堀先生はどのように考え、また練習してこられたのかお聞かせ下さい。(東京都・
学生22才)

 跳ねる、跳ねないと、巷では色々な意見があります。初心者の方に見受けられるのが「跳ねるスタッカート」の音符です。
スイングもしくはジャズというキーワードに対してそのような先入観、あるのは確かなことです。たしかに、シャッフル、バウンス、という言葉じゃあるが、3連符の頭とケツで表裏というもので決定しているものではありません。
まず、「ジャズが跳ねる」という先入観、どこでそれを知ったのか、または誰にそう聞いたのかわかりませんが、一度、完全に払拭することをお勧めします。パット・マルティーノ、パット・メセニー、ジョー・パスの4ビートを聞いてください。それぞれそのバウンスは相違しております。しかし、そのバウンスは曲中揺るぎなく、常に一定のタイミングであります。
一定のタイミングを作るには練習が必要です。私はまだその練習をやっている。メトロノームで適当なテンポを出し、それを裏の位置に聞きます。その時の裏の位置が自分の裏のタイミングとなります。マルティーノの様に弾きたければそれは表:裏=1:1に限りなく近づきましょう。ジョー・パスなら限りなく2:1だ。でも2:1じゃない。人間はアナログです。細かい数字は気にしなくてよい。
気持ちの良いところで一定に聞くことが出来たら知っているフレーズをそれに合わせて弾いてみて下さい。但し、スタッカートじゃ駄目だ。レガートじゃなきゃいかん。メトロノームのテンポ40~170まで練習してください。まんべんなくでなくていい。その日の気分で選んだ数値で1時間くらいやればいいのです。以上。

2009年12月17日 17:38

Miles Davis The Complete Columbia Album Collection

マイルス・デイビスといえば、もうこのジャズラボのサイトに来る方だったら知らない人はいないと思います。今年亡くなられ、世界中でその死が惜しまれたマイケル・ジャクソンさんがPOPの王様だったら、JAZZの帝王は、まさしくマイルス・デイビス!と、誰もがそう思うと思います。
(違うと思う方がいましたらゴメンナサイ)

そのマイルス・デイビスの死後、かれこれ19年ぐらい経過しようとしている先月、とんでもない物が発売されました!
なんと!!!マイルス71枚BOXセット! (すべて紙ジャケ)
価格27,000円ぐらい。(お店によって違いますので...)
一枚あたり380円!
この前発売されたビートルズのBOXセットなんて目じゃありません。
だって、71枚! 一枚380円ですよ!? 
ある意味デフレのMAX!?
これを機に、学校の教材として即発注しようと思いきや。。。
冷静に考えてみると学校のライブラリーには、主要マイルスアルバムは、ほぼ揃っていました...。

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これからジャズを始める人も、もう大ベテランの方々も、27,000円ぐらいでマイルス全セットが手に入ります!この機会に購入してみては?家宝となるのか?

ちなみに購入した当校インストラクターの話によると、紙ジャケの紙は、けっこうペラペラのようです。。。通常の紙ジャケは想像しないほうがいいかも...。

しかし!! 紙はペラペラでも中身は本物のマイルスです!

2009年12月11日 15:55

『矢堀孝一のジャズ道』

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「正しさ」と「カッコよさ」

 ジャズに限らず、何かを学ぼうという人が誰かに教えを請うというなら、「正
しさ」を求めるのは当然のことだ。「正しい」方法を身につけ、「正しく」振る
舞えば自分が「正しい」と納得できるからだろう。こと、ジャズに関しては、例
えば理論知識。「正しい」理論を学びたい、これは多くの人がそう思う。しかし
ながら、ある一定の理論を学んだとしてもそれを実際にプレイに反映できるかど
うかとなると、かなり疑問が。「オルタードを練習したが全然使えない」とか、
「テンション・コードをよく知っているが弾けない」、「ドミナント・モーショ
ンはわかってるけど全然やったことない」などなど、ホントにこういう話はそこ
ら中に溢れているのだ。簡単に言ってしまえば理論知識に頭が行きすぎで楽器の
練習不足、ということもあり、そんなことでは「理論不要、ソロはペンタ一発
だ!」という方々には到底太刀打ちできない。例えばジャム・セッションやなに
かでちまちまととても小さい音量でII-Vのフレーズらしきものを弾いているのだ
が、ほとんど何をやってるかわからない、そこへディストーション・ギターのペ
ンタ一発チョーキングがガガ~ンと来たら一瞬にして吹き飛んでしまう。それが
「正しい理論派の結末」なのか?
 まず、前提として、「正しい理論の勉強」、大いに結構である。どんどんやっ
たらいい。しかし、やるからにはそういう時にビッグ・アドバンテージが欲し
い。でなきゃあんまりやる意味がないよね。そこで、パラメーターとして「正し
さ」だけでなく「カッコよさ」も加えてみたらいいのではないだろうか。理論を
勉強した結果それが「正しい」という判断だけでなく「カッコいい」かどうかを
考える。もともと、それを勉強したいと願う原点はそこではないだろうか。これ
らを整理すると次のグラフのようになる。

graph.jpg

このうち、理論学習者というものは大概はっきりとは言えないがAを目指してい
ると思われるが、結構多くの人がCに陥る。理論そのものを演奏中に言葉で解説
したって何の意味もない。こういう人は楽器をあんまり練習しないくせに理論知
識を人に喋りたがる傾向がある。しかし、楽器を練習すればAの象限に入れる可
能性は充分だ。次にBの象限だが、ここは「正しくない」という位置づけには
なっているが、どちらかというと「気にしてない」というのが正しい。リズム的
にもハーモニー的にもしっかりと感性を身につけていて特に理論知識など気にせ
ずとも「カッコいい」演奏ができるタイプ。ロック系のアーティストの多くがこ
の象限かもしれないが、気にしてなくても結果的に理論的に正しいことをやって
る人が多いのでそれはAなのかもしれない。Dは、この分だと「どうしようもな
い」的に見えてしまうが、どっちも気にしてないという象限。ここからBに動く
かCに動くかというところが見所だ。とりあえず、Cには行きたくない、行ってほ
しくない。そういう人が増えるとますますジャズ理論の評判が落ちる。「なんだ
か難しいこと言ってるけど、全然面白くない」とか、「理論なんて関係ねえよ、
愛だよ、愛」とか散々言われる、もう沢山なんだよね。

もっと頑張れ!理論武装派!(笑)

2009年12月 3日 13:32
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